結論から!「AIでクビになる?」は、ちょっと違う
最近よく耳にするAI。便利そうだけど、なんだか怖い…
「そのうちAIに仕事を奪われるんじゃないの?」って不安、よく聞きます。
でも結論から言うと、2025年に成立した「AI推進法」は、
“すぐに誰かがクビになる”って話じゃありません。
あくまで、「これからAIとどう付き合っていくか、国として本気で考え始めました」という準備の第一歩なんです。
AI推進法って、ざっくり言うと?
2025年5月、日本ではじめて「AIだけ」にフォーカスした法律ができました。
その名も「AI推進法」。なんともストレートな名前ですね。
この法律の目的は、かんたんに言うと「AIをうまく使える社会にしよう!」です。
そのために、国の中に「AI戦略本部」というチームを作ります。
トップはなんと総理大臣。けっこう本気です。
さらに、フェイク動画(まるで本人が言ってるように見えるニセ動画)みたいな“悪い使い方”に対しては、
国がちゃんと調査したり、注意したりする体制も整えます。
ただし、現時点では罰則(ペナルティ)はありません。あくまで「指導レベル」。
つまり、“ちゃんと使ってね”というソフトな姿勢です。
この法律で、仕事ってどうなるの?
「AI推進法でリストラが進む…?」と心配になるかもしれませんが、
この法律に「解雇しろ」なんてことは一切書いてありません。
ただし――
AIが普及すれば、「変わる仕事」「減る仕事」が出てくるのは事実。
たとえば、数字を入力するだけの仕事や、毎日同じ作業をくり返す仕事は、
AIがやったほうが早くて正確だったりします。
でも逆に、「人間の感覚」が必要な仕事、たとえば…
こういうのは、まだまだAIには無理です。
つまり、“全部AIに置き換わる”わけじゃなく、
「人がやるべき仕事」の中身が少しずつ変わっていく、というのが現実なんです。
じゃあ、私たちにできることって?
大事なのは、「AI怖い!」と距離を置くんじゃなくて、
「どう使っていくか」を少しずつ考えること。
思い出してください。スマホが出始めたころ、
「こんなの使いこなせるの?」って言ってた人、多かったですよね。
でも今は、スマホがない生活なんて考えられないくらい。
AIも、同じです。ちょっとずつ知って、使って、慣れていく。
そうすれば、“使われる側”じゃなくて、“使う側”になれます。
そのためには、AIについての基礎知識や、
AIを使って何ができるか?を考える“リテラシー(読み書き力)”が大事。
もっと学びたい人は、「リスキリング(学び直し)」というキーワードも要チェックです。
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