なんで今、年金改革で“立民に非難殺到”してるの?

時事
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はじめに|また年金の話?でも今回はSNSがざわついてる

「立憲民主党にガッカリした」「厚生年金を国民年金に使うなんて!」──こんな声、SNSで見かけませんでしたか?

普段はあまり注目されない“年金制度”が、いま大炎上中。そのきっかけは、2025年に国会で成立した「年金制度改革法案」です。

でも、実際なにが問題なのか?今回はその背景をざっくり解説します。


今回の年金改革ってなに?

まず、結論から。

今回決まったのは、

「将来、年金が減りそうだったら、補填できる仕組みを作ろう」 という方向性です。


▷ どういうこと?

  • 今のままだと、少子高齢化で国民年金(月6万6000円ほど)が将来さらに減るかも…と言われています。
  • その“底割れ”を防ぐため、「別のお金」を使って補填する制度を検討しようというのが今回の改革。

つまり、

いま年金が上がるわけではなく、「必要になったらやる準備」レベルの合意です。


「厚生年金を使うってどういうこと?」

問題はここ。

国民年金を底上げする「別のお金」として、

会社員や公務員が払っている“厚生年金”の積立金を使う案が出されたのです。

これは、

  • 立憲民主党が提案し
  • 自民・公明もそれを受け入れて
  • 衆議院を通過しました。

結果、SNSではこんな反応が──

  • 「なんで自分たちの年金を他人のために使うの?」
  • 「厚生年金の流用じゃん!」
  • 「働いた分が報われない制度になるのでは?」

炎上の火種は、“負担する側”が何の説明もなく損をする構図にあると言えます。


立憲民主党が非難される理由

今回の案は、もともと立憲民主党側から出した提案

  • 「自民党の提案に乗った」ではなく、「立民が持ち込んだ」話。
  • その結果、改革内容をよく知らなかった支持者からも反発が集中。

実際、

「メールと電話が鳴りっぱなし。応援やめると言われた」 と党内部でも混乱が広がっています。

さらに、

「政権側と歩調を合わせすぎでは?」 という批判もあり、選挙前のタイミングだけに、火消しは困難な状況です。


“遺族年金の見直し”も含まれていた!?

さらに追い打ちをかけたのが、

遺族厚生年金のカット(見直し)が法案に含まれていた、という情報。

この遺族年金は、

夫を亡くした妻などに支給される制度で高齢女性の生活支援の柱とも言えるもの

これを「見直す」となれば当然、大きな反発が出ます。

「こんな大事な制度をこっそり変えるなんて」 という怒りが、立憲民主党への信頼にさらにダメージを与えました。


なぜこんなに炎上しているのか?

ポイント内容
年金改革の中身将来の年金減額に備えた“底上げ”の仕組み
負担するのは?厚生年金の積立金や税金が候補
問題点①説明不足、②不公平感、③タイミングの悪さ
立民が非難される理由自ら提案して与党と協力 → 支持者が離反

今回の年金改革は、“中身が悪い”というより、 「説明の仕方がまずかった」ことが最大の失点だったのかもしれません。

年金制度は、国民みんなが関わる話。 だからこそ、どこが負担するのか、誰が得するのか、丁寧に説明しないと、すぐに信頼を失ってしまう──そんな現実を見せつけた出来事でした。

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