まず結論 今回決まったのは、「将来、年金が減りそうだったら増やすかも」という制度の準備
実はまだ“増える”とは決まってません。
2025年5月27日、政治家たちが「基礎年金の底上げをやりましょう」と合意しました。
でも、よく読むとこう書いてあります。
「将来、もし年金が減りそうだったら、減らさないように“底上げ”する」
「ただし実施するかどうかは、4年後にまた判断する」
要するに、今回決まったのは
「やります!」ではなく、
「必要になったら、やる準備はしておこうね」レベルの話です。
そもそも「基礎年金の底上げ」ってなに?
▶ 基礎年金って?
▶ 「底上げ」ってどういうこと?
今のままだと、将来この66,000円がもっと下がるかもしれないって言われてる。
それを食い止めるために、“別のお金”を使って補う仕組みを入れようとしてるんです。
じゃあ、その“別のお金”って何?
それがここ、重要です。
会社員や公務員が入っている「厚生年金」の積立金を使う案です。
つまり──
「会社員がコツコツ積み立てたお金を、一部使って、全員の年金を下がらないようにする」ってこと。
え、それってズルくない?
はい、こうなります。
▪️ 厚生年金を払ってる人たちの給付が一時的に下がるかも
→ 「なんで自分の年金が減るの?」
▪️ 国が出すお金(税金)も増える
→ 1〜2兆円くらい足りなくなる見込み。でもまだ財源は決まってない
ここまでのまとめ
ポイント | 要するに |
---|---|
底上げするって? | 将来の「年金下がるかも」に備えて補助する案 |
誰のお金で? | ① 厚生年金の積立金(=会社員のお金) ② 税金(国庫) |
決まったの? | 「実施」はまだ。4年後の判断次第 |
問題ないの? | 厚生年金の人が損したり、税金が増えるかもという不安あり |
じゃあこの合意、いいことなの?
良い面もあります。
でも、こんな声もあります。
批判 | 内容 |
---|---|
拙速すぎる | 数日で合意して法案提出まで進めたのは雑すぎない?(野党・専門家の声) |
税金の説明がない | いくら国民に負担を求めるのか言ってない(=将来のツケになるかも) |
不公平では? | 会社員・公務員が「なんで自分の年金減ってまで…?」と思うのは当然 |
年金は増える? 減る? 正直、まだ分かりません
今回の話は、今すぐあなたの年金が増えるものではありません。
ただし、制度として「年金が下がらないようにしよう」という方向性が示されたのは事実。
でも、それをどうやってやるのか、誰がどれだけ負担するのか、
――その中身はこれからです。
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