まず最初に伝えたいこと
「国民健康保険って14日以内に手続きしなきゃいけないって聞いたのに…」
「退職してからしばらく経っちゃった、もうダメかも…」
そう思ってこのページを開いてくれたあなた。
大丈夫。まだ間に合います。
この記事は「気づいたら遅れてしまった」「何をすればいいのか分からない」
という人のために書いています。
ひとつひとつ、ゆっくりでいいので、一緒に確認していきましょう。
【結論】14日を過ぎても、国保の手続きはできます
退職後の健康保険の手続きは「14日以内にやってください」とされています。
でも、それを過ぎてしまっても──
手続き自体はちゃんと受け付けてもらえます。
怒られることも、拒否されることもありません。
市区町村の役所へ行って、「遅れてしまったんですが…」と正直に伝えましょう。
ただし、「知らなかった」では済まないこともあります
手続きが遅れた場合に知っておきたいことは3つあります。
ポイント | 内容 |
---|---|
保険料はさかのぼって請求される | たとえ今加入しても、退職日の翌日からの保険料が発生します |
保険証がない間は全額自己負担 | 病院に行った場合、10割自己負担に(※あとから一部戻ることも) |
長期間放置するとリスクあり | 放置すると「未加入」扱いになり、延滞金や差し押さえの対象になることも |
今すぐできる、たった3つのこと
① 役所に行って相談してみましょう
「退職してから時間が経ってしまったんですが、国保の手続きってできますか?」
このひと言で大丈夫です。
担当の人は、こういった相談に慣れています。あなたを責める人はいません。
② 必要書類を準備(あるものでOK)
③ もし病院に行ってしまっていたら
「保険証がない状態で医療費を払いました。戻ってくる方法はありますか?」
役所で相談すれば「療養費支給申請」という手続きで、あとから7割程度が返金される可能性があります。
「国保に入らなくてもよい制度」もあります
退職後、国民健康保険に入るのが一般的ですが、人によっては他の制度を選ぶこともできます。
これはズルではなく、制度上ちゃんと認められている選択肢です。
家族の扶養に入る(会社の健康保険の被扶養者)
「扶養に入れるかもしれない」人は、まずご家族の勤務先(人事部など)に相談を。
任意継続を使う(元の会社の健康保険を続ける)
注意点:退職の翌日から20日以内に手続きが必要。
保険料は全額自己負担だけど、国保より安くなるケースもあります。
すぐ再就職して新しい保険に入る場合
よくある質問
Q. 1ヶ月以上放置してしまいました。もう遅いですか?
→ まだ間に合います。
でも、放置すればするほど保険料も増えます。できるだけ早めに役所に相談してください。
Q. どれを選べばいいかわかりません…
→ 家族の扶養、任意継続、国保。それぞれにメリット・デメリットがあります。
あなたの収入・生活スタイル・将来の予定に合った制度を、ちゃんと知って選びましょう。
迷ったら、役所・家族・前の勤務先(保険組合)に相談してみてください。
今から動けば、大丈夫です
退職して、生活が変わって、いろんなことがいっぺんに押し寄せると、
保険の手続きなんて、つい後回しになりますよね。
知らなかった。忘れてた。忙しかった。全部、よくあることです。
大切なのは「今知った」「今気づいた」そのタイミングで動くこと。
分かりやすいドットコム的まとめ
内容 | 要点 |
---|---|
手続きが遅れたら? | 14日過ぎても手続きできます。怒られません。 |
保険料は? | 退職日からさかのぼって請求。軽減制度あり。 |
医療費は? | 保険証がなければ全額負担。あとから返金可能な制度あり。 |
国保以外の方法は? | 扶養・任意継続・再就職など、制度で認められている選択肢もあります。 |
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