そもそも「選択的夫婦別氏制度」って?
結婚しても、夫婦が別々の名字(氏)を名乗れるようにしようという制度です。あくまで“選択制”なので、別姓にしたくない人は今まで通り同じ氏でもOK。
なのに、2025年現在、日本ではこの制度はまだ導入されていません。
なぜいまだに実現していない?
実はこの議論、30年以上前からあります。
理由はズバリ、「家族の一体感が損なわれる」「伝統的価値観が壊れる」といった反対意見が根強いから。
でも、それって本当に理由になるのでしょうか?
世論はどうなの?
2021年の政府の調査では、
つまり、“別姓反対”は少数派。
しかも若い世代や都市部では賛成が過半数を超える調査もあり。
別姓じゃないと困る人がいる現実
たとえば結婚して名前を変えたことで、名刺や職歴の修正、メールアドレスの変更に追われる…という現実的な不便が山ほど。
裁判ではどうなった?
つまり、司法はNOとは言ってない。政治の問題なんです。
海外はどうなの?
このテーマ、日本だけがガラパゴス状態です。
よくある誤解と事実
誤解 | 実際は? |
---|---|
子どもがかわいそう | 子の氏はあらかじめ決める仕組み。欧米では当たり前の制度 |
別姓だと離婚みたいに見える | 見た目より、制度の中身と個人の自由の方が大事 |
同姓でないと家族じゃない | 戸籍も親権も変わらず、法的には問題なし |
分かりやすいドットコム的まとめ
ポイント | 内容 |
選択的夫婦別氏制度とは? | 希望すれば、結婚後も夫婦が別々の氏を名乗れる制度 |
現状は? | 長年議論されているが、法案提出にも至っていない |
反対の声 | 家族の一体感、伝統などの価値観が中心 |
賛成の声 | 実務の不便、アイデンティティの維持、多様な家族のかたち |
世界の動き | 日本以外では当たり前。逆にガラパゴス化している |
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