【注意】20年投資すれば勝てる?インデックス投資にも“負けた時代”がある

投資
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そもそも「インデックス投資」ってなに?

インデックス投資とは、決まった参照指数(インデックス)に連動するよう設計された投資信託(投信)を持つことで、市場全体に平均的に投資する方法です。

  • 「S&P500」や「TOPIX」といった指数に連動する投信を買う
  • 個別の株価を選んだり検討したりせず、市場全体の成長についていく

特徴は「低費用」、「分散投資」、「情報を行かずに始められる」など。

インデックス投資は、約束的に成長を目指す方法として普及しています。


まず結論 20年でも「必ず増える」とは限らない

インデックス投資は「長期にやればまず間違いない」と言われることが多いですが、実は過去には20年経っても“思ったほど増えなかった”時代も存在しています。

例えば

  • 2000年にS&P500に投資した人は、2010年時点でリターンがマイナスになる期間も存在しました(ITバブル→リーマンショック)
  • 日本のTOPIXは1990年代のバブル崩壊後、20年以上低迷

つまり、「インデックス=必勝」ではなく、「いつ始めたか」「どう続けたか」で結果が大きく異なるのです。


インデックス投資が“負けた”過去

【例1】日本株:バブル崩壊後の長期停滞

  • 1990年初頭にTOPIXへ投資した人は、20年経っても含み損を抱えていたケースも
  • 株式市場自体が低成長+デフレ環境でリターンが極端に低迷

【例2】米国株:2000年台のS&P500

  • ITバブルで高値掴み→リーマンショックで回復まで10年以上
  • 2000年→2010年のS&P500の年間平均リターンは実質ゼロ〜マイナス圏

【例3】新興国株インデックス

  • 2007年ごろのブームで買った人の中には、その後の低迷で20年経っても「微益〜元本割れ」だった人もいる

なぜ“負ける”のか?インデックス投資の落とし穴

  • 買うタイミング次第で「高値掴み」になる
  • 心理的に「続けられない」局面がある(暴落に耐えられない)
  • 期待リターンを過信しすぎて、出口戦略を考えない

「インデックス投資はほっとくだけで増える」は誤解です。
実際には「淡々と、長く、暴落時もやめずに続ける」ことでようやく成果が見えてくるのです。


それでも「20年投資すれば勝てる」はウソなの?

完全なウソではないけど、“必ず勝てる”とは限らないというのが正解です。

過去データから見ても

  • 米国株(S&P500)は過去のどの20年区間でもプラスだったというデータもありますが、例外的な区間もある
  • 世界的分散(オールカントリー等)をしていれば、より安定しやすいという見方も

ただし、未来の20年は過去の20年と同じではないため、あくまでリスクはあるということを理解しておくべきです。


分かりやすいドットコム的まとめ

  • インデックス投資は「市場全体に丸ごと投資する」方法。低コスト・分散が魅力
  • 「20年やれば勝てる」は半分正解。でも過去には負けた20年も存在する
  • 大事なのは「いつ始めるか」より「どう続けるか」
  • インデックス投資も“絶対”ではない。リスクも含めて納得して始めよう

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